本プロジェクトでは、立川市クリーンセンターの新設にあたり、市民に親しまれる施設づくりを目的として、愛称「たちむにぃ」のロゴデザイン提案に取り組みました。明星大学デザイン学部の授業「企画表現5」のなかで、学生が調査・分析から企画立案、デザイン提案までを行い、最終的に提案したロゴが採用。本プロジェクトは、自らの提案が公共施設で実際に活用されるという学生にとっての貴重な経験となったこと、また大学での学びが実社会と接続した実践的な機会となりました。
プロジェクトの背景
立川市では、老朽化した既存清掃工場の建て替えに伴い、新たなクリーンセンターの整備を進めていました。新施設は、ごみ処理機能に加え、環境学習の拠点として市民に開かれた存在となることが求められており、従来の「清掃工場」のイメージを転換することが大きな課題となっていました。その一環として、市民に親しまれる施設づくりを目的に愛称が公募され、「たちむにぃ」という名称が決定しました。立川市からは、この愛称を社会に定着させ、施設の理念や役割を視覚的に伝えるためのロゴデザインの提案が求められ、大学との連携による取り組みが始まりました。
愛称「たちむにぃ」とロゴデザインの成果
立川市クリーンセンターの愛称「たちむにぃ」は、市民公募によって決定した名称であり、立川の「たち」と、施設の象徴である煙突(チムニー)を掛け合わせた親しみやすい言葉です。2022年度の取り組みでは、この愛称を市民に広く浸透させることを目的に、明星大学デザイン学部の授業「企画表現5」において、愛称ロゴの企画・デザインを行いました。
学生たちは、清掃工場に対する既存のイメージや、新施設に期待される役割について調査・ヒアリングを実施し、「市民に親しまれる施設」という立川市の方針を軸にデザインコンセプトを構築しました。その結果、「笑顔」をモチーフに、漢字の「立」「川」を再構成し、煙突を想起させる造形と温かみのあるオリジナルカラーを用いたロゴが完成しました。このロゴは現在、施設サインや広報物などに実装されており、学生のデザインが公共空間で継続的に活用される成果となっています。


