明星デザインらしい考え方で会社に貢献したい
卒業後は照明のメーカーに就職することになりました。BtoB(Business to Business)のメーカーで、商業施設や公共空間などの建設に伴う照明を計画して、それに合わせた照明器具を配置するまでが主な仕事になります。私は商業空間の照明計画を担当することになりますが、まずは仕事を覚えるために営業職へ配属されます。その会社は歴史があって、長く関係が続いているクライントからの信頼はあついのですが、そのぶん、ベンチャー企業のような思い切ったことはやりにくいのかもしれません。社内には、新しいことにチャレンジしていくためのイノベーション推進部という部署も始動しています。いつかは私もそこで活躍できたらいいな、と思っています。
採用面接でも、「私は新しい環境に身を置いて新しいことにチャレンジするのが好きです」とアピールしました(笑)。見ためだけではなくて、誰のため何のためのものかから考えていく、明星デザインらしい考え方で照明計画をたててみたい。施設設計プロジェクトのコンセプトの段階から関われたら理想的ですね。
大学の4年間で自分の〈強み〉をつくる
もともとの性格は心配性で、何事も慎重すぎてなかなか踏み出せないタイプです。高校生のときは建築に興味があって、でもインテリアも好きだし、たくさんの分野から自由に履修科目を選択できるのはいいな、と明星デザインに入学しました。通い始めて驚いたのは、とにかく先輩たちの熱量がすごいこと。自分から積極的に動かないといけないと感じて、私も学部の先生が主催する課外活動の「GADEN」に参加しました。地域の課題にプロジェクトチームを組んで提案していくのですが、最初は先輩のお手伝いをするだけで精一杯。中心となって動けるようになったのは2年生からでした。
印象に残っているのは府中市のイルミネーションのプロジェクトです。毎年恒例の行事ですが、見るだけでなく参加して楽しんでもらおうと、灯りをつくって飾りつける子ども向けワークショップを企画しました。ワークショップは初めての試みで、集客人数の予想から予算組みまで、すべて自分たちでプランをたて、場所の許可をとって……と、行政の方々と協議を重ねながら実現できたことは、本当に良い経験になったと思います。
インプットとアウトプットを繰り返して成長する
この4年間は学内外でずっと動いていて、すごく充実していました。プレゼンテーション力を鍛える「企画表現4」を始め、授業でも課外でも、何度も何度もプレゼンを経験してきたので、自分の考えを自分のことばで伝える力が身についたな、という実感もあります。心配性の性格が治ったわけではありませんが(笑)、でも、それも欠点ではないな、と思えるようになりました。慎重であることは、リスク管理につながるかもしれません。何か調べるときにはまずインターネットで検索しますが、一つの情報だけでは不確かなので、複数の記事や、文献があればそれも読みます。そうすると背景となる歴史や文化のこともわかり、より考えが深まった、という経験も重ねてきました。そういうリテラシーも、明星デザインで実践をとおして学んだことです。
社会人になったら私生活もより充実させて、自分の考えの引き出しをもっと増やしていきたいと思っています。良いものに触れてインプットしたらアウトプットして、そこからまたインプットして、と繰り返して、どんどん成長していきたいですね。